■日本の物理学者:チェルノブイリの時と同じ基準をもし政府が適用するならば
福島原発周辺から数百万人が避難する必要があるだろう-日本の災害対処はソ連よりも「はるかに悪い」
(*Asahi* Japan Physicist: Several millions will need to be evacuated
from around Fukushima plant if gov’t used same scale as after
Chernobyl - Japan’s handling of disaster “far worse” than Soviet
Union:8月10日英語版配信分)


http://enenews.com/asahi-japan-physicist-several-millions-will-need-to-be-evacuated-from-around-fukushima-plant-if-govt-used-same-scale-as-after-chernobyl-japans-handling-of-disaster-is-far-worse


2012年8月9日 By ENENews

タイトル:インタビュー/一匹狼の物理学者が長崎の目覚めを呼びかける
出典:AJW Asahi Shimbun(英語版)
筆者:HIROSHI MATSUBARA
日付:2012年8月10日



福島第1原子力発電所で悲惨な核事故が起きるずっと前に、物理学者の藤田祐
幸氏(慶応大学 助教授)は最後の審判の日がやって来つつあることを警告し
ていた。


(……)


「チェルノブイリ級の災難が日本で発生するのを防ぐ私の努力は失敗に終わり
ましたが、日本の災害対処は、ソ連がチェルノブイリの時にとった反応よりも
はるかに悪いものです」


(……)


彼は1990年代初め、ロシアでの現地調査を指揮した。


(……)


ソ連は、高濃度汚染が起きた半径300km圏内の地域から全ての住民たちを立ち
退かせたが、その一方で、家や雇用、福祉の手段を彼らに提供している、と藤
田氏は話す。

「当時、私はそれをひどく良識に反することだと思いましたが、しかしこの国
が行なっている事よりもはるかに良心的であります。人々を騙して居続けさせ、
彼らの地元に対する愛着心を利用しているのです」

チェルノブイリの災害に倣って、もし日本が同等規模の避難施策をとるならば、
この人口密度の高い国では、数百万人の人々を移住させる必要があるだろう、
と藤田氏は述べる。

「それは恐らく、この国が破綻することを意味します」